たぶん伝わらないけどものすごく笑った話
朝と夕方に当番制のお掃除(ひのきしん)があります。
朝はクラスの半分くらいのメンバーで神殿の柱と賽銭箱を拭いて、夕方は3人で神殿のトイレ掃除です。
一昨日は初めての、夕方のひのきしんでした。
メンバーはSおばちゃん(70歳)、Yさん(70歳)、私(31歳)の3人。
便器12個くらいに洗面台8個くらいのトイレを3人で、3時20分から3時40分の20分間で掃除しなければいけません。
時間内に終わらなければ途中で切り上げて集合するようにと言われたので、相当がんばらないと終わらないのだろうと3人で戦々恐々としていました。
いよいよ掃除の時間、トイレに向かいながら
私「じゃあ私、便器やります!」
Sおばちゃん「じゃあ私は床を掃きます!」
Yさん「じゃあ洗面台磨きます!」
と、テキパキと分担を決め、掃除にとりかかりました。
がむしゃらに便器を磨く私(31歳)。
無我夢中で床を掃くSおばちゃん(70歳)。
一心不乱に洗面台を磨くYさん(70歳)。
本当に3人とも何かに取り憑かれたように必死で掃除して、終わって時計を見るとまだ3時32分でした。
あまりの早さと自分達の必死さに、我に返って3人で爆笑しました。
監視カメラがまわっててその映像を見たら相当おもしろかったと思います。
私の文章ではあのおもしろさは半分も伝わってないと思うんですけど、3人で「天理に来て1番笑ったわ〜」と帰り道でも笑っていました。
トイレ掃除であんなに笑ったのは初めてです。
これからもひのきしんがんばります。
ちなみに「ひのきしん」とは天理教の言葉で、ボランティアのような意味です。
ボランティアとの大きな違いは、してあげるのがボランティア、させていただくのがひのきしん、とのこと。
神様からのかしものかりもののこの身体を使わせていただける喜びと感謝の気持ちを、人に喜んでいただける行動にあらわすのがひのきしんだそうです。